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熊本日豪協会設立40年の“あゆみ”と“展望”昭和48年1月1日設立

 

 

 

        青少年交流プログラム(1973.1.1〜 2000.3.31)
 初代 会長 島田四郎 熊本日日新聞社社長

 

左は島田初代会長/右は交換留学生

     県内高校生対象1年間の相互交換学生プログラム

 

     青少年親善訪問団派遣プログラム県内中高生対象夏季

 

     青少年親善訪問団受入プログラム ホームスティ

 

  ・鹿本・クーマ姉妹町締結

 

 

 

 

 

        日豪架け橋の顕彰活動(2000.4.1〜2010.7.31)
 二代 会長 谷脇源資 金剛グループ会長

 

左は谷脇二代会長/右は会員研修視察

     松尾敬宇海軍中佐顕彰活動と基盤つくり(山鹿市)

 

     メイ・フリース女史の顕彰活動と基盤つくり(阿蘇市)

 

     産業経済を支える地域つくり(苓北町)

 

 

 

 

 

 

 

        日豪文化交流活動(2010.8.1〜至現在 )
   三代 会長 中山峰男 崇城大学学長

 

左は中山三代会長/右は熊本型文化交流

     熊本市地域の文化交流の礎つくり

 

     学校間の青少年交流の礎つくり

 

     その他 随時必要性発生時に対応した交流活動

 

 


   オ−ストラリアと熊本との関係
    2010年版

 

我が国とオ−ストラリア国との関係は、近年特に親密の度合を深めつつあります。

特に、1970年(昭和45年)代に入り、環太平洋地域のパ−トナ−として、両国の相互補完関係は益々強くなってまいりました。日豪両国の相互交流を深めることは、単に両国の繁栄に貢献するにとどまらず、地域諸国の発展と、ひいては国際関係の安定上から大きな意義を有するものと思われます。

 

一方、熊本でも1973年(昭和48年)1月1日に熊本日豪協会(島田四郎会長)が設立され相互の交流を深めてまいりました。 熊本県とオ−ストラリア国との関係については、第二次世界大戦当初の自国の損傷を水に流して、本県出身の松尾敬宇海軍中佐の勇気と名誉が顕彰されているのをはじめ、当協会の活動計画として交換留学生の相互派遣(隔年実施)、青少年親善訪問団(隔年実施)の相互交流等が、1975年より本格的に継続され、県知事、熊本市長への表敬訪問による青少年親善訪問等も継続されています。1999年4月からシドニの高校生吹奏楽部を熊本に招き音楽交流も新しく実施しています。

 

また、水俣市・デボンホ−ト姉妹都市、鹿本町・ク−マ姉妹都市の縁結び等が県下で締結されています。2009年6月には山鹿市でホーク元首相を迎えてジャカランダ植樹祭が行われる。

近年の代表的なものの一つとして九州電力苓北火力発電所の燃料石炭もオ−ストラリア炭を継続的に使用されていることは県民の皆様にはご周知のとおりです。

 

2001年8月の全豪日協会カウラ会議に谷脇源資会長を団長とした25名の訪問団を派遣し、オ−ストラリアの協会との交流の機会を得ることができました。

平成13年12月に豪州海軍葬をもって丁重に葬られた故松尾敬宇海軍中佐の生家の石碑を建立し日豪交流の礎の一つの歴史を讃えています。

 

2002年11月6日ロバ−ト ホ−ク元首相の来訪機会があり山鹿市の松尾家墓地に日豪国旗掲揚台を設置し、日豪交流の絆を築くことが出来ました。

また、2004年5月31日に松尾海軍中佐の墓地に顕彰碑を建立した。「松尾敬宇から現在、そして未来へ」のリフレットを作成し配布している。

 

新たに大正から昭和の初期にかけ、阿蘇一の宮、小国地区で伝道師として、保育所の設置をしたり、地域との文化交流に携わったフリ−ス女史の親族の居住するパ−スへ2006.9.24墓参。弟孫が答礼で熊本・阿蘇を訪問した。

 

山鹿市は故松尾敬宇海軍中佐、苓北町は九州電力火力発電所で豪州炭を輸入、阿蘇市はメイ・フリース先生の顕彰の地としての関係を有し、7年前から熊本信愛女学院はセント・コロンバス校と相互ホームステイ交流が行われている。

 

このような本県のオ−ストラリアとの関係のもとに、2000年代の熊本日豪協会の各方面にわたる活動を理解し、さらに広く経済、文化の交流を通じて両国民の相互理解を深め、両国の友好親善に貢献し、世界の平和と繁栄に寄与するパ−トナシップを構築できればと願う。この熊本に地域ぐるみの新しい時代の交流のあり方をめざしている協会です。