FT401(100W) メンテナンス 2002.12.5.
2009.6.27/2013.2.2現在
製造番号 本体 No323304
XF31A(3180KHZ)
No12465
XF31C(3179.3KHZ) No3277
はじめに
他局使用の中古不良品につき、メンテナンス前の点検で交換部品を確認
ほこり清掃とパネル磨き、送受信の出力パワ−と感度アップを目指す
VOX/PTT用S付きボリューム500KΩ
AF/NB用S付きボリューム500KΩ ・・・ガリ音
RF GAIN ボリューム 10KΩ ・・・ガリ音
Sメーター ボリューム5KΩ ・・・ガリあり
真空管交換エミ減のため、ただし、
6CB6,6BZ6,6JS6,12BY7A,6AH6,6BM8,12AT7, 7360,はFT401Sに付いていたものを使用
メンテナンス作業
1 ANTフイルターの受信系統の接続変更
2 RF増幅6BZ6のプレート電圧を高める 150v→ 300V
3 局発6BA6のプレート電圧を高める
4 局発回路の受信MIX入力コイルのR47,R37をカット
SがUP
5 平滑抵抗R48 1.5kΩの入力電圧側から給電するように配線変更
105V→ 高めるため
6 MICアンプ回路の各カソードに1kΩをパラに接続
7 MICアンプ回路のR256(100KΩ)をショートする
MICゲインを高めるため
8 コイル ボックスの各バンドのコンテンサーを交換
3.5MHZ C801 150PF
7MHZ C802 50PF(47PF/3KV)
C902 10PF
C1004
5PF(10PF)
14MHZ C803 80PF(82PF)
C903 60PF(68PF)
C1003 30PF(33PF)
21MHZ C804 70PF(68PF)
C904 50PF(47PF)
C1004 20PF(22PF)
28MHZ C805 50PF(47PF)
MIX,DRIVERはCなし
9 送信系統のカップリングコンデンサーを交換
C32,C25,C6 100PF/3KV
10 電源回路に6.8KΩに2.7KΩ/5Wをパラ接続
B電圧を高めるため
11 50Wに改造 配線の変更
トランス 480Vに接続し、コネクターピン 4,5を切り離す
送信パワー 40〜60W可能・・・送信は正常に可能
送信系メンテナンス完了
ソケットを増設して100W出力に配線改造、ただし、プレ−トキャップなしのため
50ワットで使用 最大出力60W
12 受信系統のトラブル (T204)
@検波回路のAGCの調整が必要
2SK24のボリューム(10K)の信号強度とSメーターの振れ具合の問題点
交換部品 5PF→ 10PF 0.1マイクロ
−80V〜−25V
2SK24を2SK494と交換(H15.1.7)
ASSB→ CW→ SSB→ 受信不能→ AGCスイッチ−OFF→ OK
※モ−ド切り替えスイッチの接続線(青色)半田はずれを発見、処理に成功12.22
AGCの時定数 の問題?動作不完全の現象あり※モードSWのCW系統断線あり
BR4 1KΩの破損(送信時)
C送信初期時に音声トツプがスピカーから聞こえる
DALC整流ダイオ−ド逆接続と一個取り付け忘れ(D2)を発見、音声に応じて +方向へ振れるよになった D1の逆配線、1S1941
13 チュ−ニングアップ対策 (オ−バ−ホ−ル)
@T205の同調コンデンサ− C230,C232 70PF(68PF)の交換 ボビンの接着とコイル断線の修理
AT204の同調コンデンサ− C223,C226 70P (68P)の交換
瀬田無線より通販にて取り寄せる(12.21配達)
BV1 6BZ6のカソ−ド抵抗 R3 56Ω値が100Ωとなっていたので、
50Ωに変更し、受信感度を向上させる対策とする
CT203のXtalフイルタ−への結合コンデンサ− C217 100Pの交換 (配線バイパス接続方式で)・・・受信感度UPと変調の明瞭度の改善を図る
* V204のR217をカット、R216を56オ−ムに修正
DALC回路のダイオ−ドの接続ミス発見、正しく極性を合わせて接続した
E時間経過と共に受信感度が低下するので真空管エミ減を疑ったが、VFOバッファ 回路T207の同調コンデンサ−の劣化が原因であった。T207のC278 40PF(47PF)、C279 30PF(33PF)、C277 15PF (10PF)の交換3KVセラコン使用。
◎受信感度が高感度になり、Sメ−タ−の振れも正常に動作するようになった。
メンテナンス完了を宣言 (2002.12.24)
FT206のC241 70PF(68PF)を交換 (14.12.27)
C282 3PFを5PFに交換 (15.1.1)
V211 6BA6 の結合コンデンサ− C273 100PF の交換
V213 12AU7 のC2109 5PFを交換
G12BY7A の中和コンデンサ−全バンド交換 (15.2.3)
C30 150PF(3KV)
21MHZ:C82 20PF→22PF/3KV
14 MHZ: C33 30PF→33PF/3KV
7 MHZ:C34 40PF→44PF/3KV
3.5MHZ:C35 250PF→220PF/3KV
14 注意事項
T203〜T207 までのコイルを巻いてあるボビンの接着剤が弱っているためにコアーを回してfズレの調整をする時に、ボビンが回転して、コイル線を切断する結果となるので、回す前に、ボビンを接着剤で新しく固めてから行うこと。
コイル断線の原因となる。
実際に、T203,T204の断線の修復作業にとまどった。
T203結線は、@とAは、バラモジBM、コイルは上側に巻いてある。
BとDは、Xtalフイルター用、コイルは下側。
Cは、内部で100PFで接続後、フイルターに接続
T206 のコイルもボビン接着不良につき、断線、修復作業を行う。
15 Sメ−タ−振れ、感度の改善(成功例)
T203からXtal Filterへ接続されてる C3782PF(ノイズブランカ−入力用) のコンデンサ−の容量を大きい 50PF(47PF/3KV) に変更したら、
Sメ−タ−の振れが、正常に S9まで振れるようになった。
(コンデンサ−を大きくすればSメ−タ−は、よく振れることが判明)
アンテナコイルに 470PF で L806をショ−トする (15.2.4)
C75 22PF → 33PF に変更
R3 100Ω → 56Ω に変更
取り外したNBブランカの接続 (15.7.27)
T202 結合コンデンサ− C2116 10PF を交換 (15.1.10)
V211 6BA6→6AU6 に変更
ANTコイルとグリッド端子を 470PF で直結、受信感度を高める(15.2.3)
V202 6CB6 のカソ−ド抵抗 R204 1KΩ→500Ω 局発入力の強化のた め(H15.8.1)
16 不具合の状況 (15.2.4現在)
@電源入れてすぐ、AGC深すぎで受信不能、offでAM信号モ−ドになる(感度悪い) ASSB信号の復調ができない・・・キャリア発信注入なし?
B10〜15分でキャリャ信号注入(発信) SSB復調可能になる
C15分ほどで正常に作動
以上の原因は、キャリヤ発信コア−の最大点をずらして解消した
D電源入れてからALCが15分程度正常値にならない(キャリヤ発信回路のコア−調)
17 15分で受信感度の低下あり(15.2.13)
○電源入れてから10〜15分で受信感度が著しく低下する
トラブル発生箇所の探査
@3180KHZのIF回路から検波回路12AU7までをクリッドテップメ−タ−で信号 注入しSメ−タ−で確認。正常時は、Sの強度信号を指示する
A感度低下時は3180KHZの信号を拾うことが大変弱い。
BNB(ノイズブランカ−)の基盤までは、正常な信号強度を検出できる
※ キャリヤポイント 外に外れすぎ
フイルタ−容量抜け フイルタ−特性の暴れ・・・JA6BPNより
18 T203および周辺回路の調整 (H15.2.20)
400PFを470PFに交換したが、著しい受信感度の低下を発生。
ノイズブランカ−にトリマ−を付加して感度調整が少し可能となる。
@そこで、T203の受信コイル(下)をBMコイル(上)と接続入れ替えをした。
・・・コア調整が可能となり、最良感度に合わせることが出来た・・・
Aバンド局発回路のC14 470PF → 500PF に交換
Bバンドハスフイルタ− トランスのトリマ−調整 25Khz マ−カ−発信
Hi:14.475KHZ sメ−タ−の最大振れとなるように調整
Mi:14.225KHZ
Lo:14.025KHZ
C6BE6のピレ−トの D220 をカット、+B電圧を直結する
(時間経過による感度の低下のシュウテング案として)
Dアンテナコイルの 470PFを 6BZ6のクリッドに接続する
(感度アップ策として)
◆時間経過による感度低下の解消・・・成功
原因の特定に成功(2003.7.27)・・・NBノイズブランカのIF−AMP 2SC372
の増幅低下に起因したいた。2SC2002 と交換後、正常に長時間安定した。
しかし、不具合の解消に至らなかった (2003.2.21)
○V204以降は正常動作
○NB基盤までは正常
○T203 動作不良??
○C14 470PF → 500PFに交換(局発回路)
C12 3PF → 10PF・・・送信パワ−不足のため
C2116 15PF → 22PF (L17回路)
C240
1PF → 2PF (T206キャリア発信)
C282
2PF → 2PF (T206)
時間の経過による感度低下の原因は、局発回路のR6 1KΩ をジッパ−で ショ−トしたら、完全に解消できた。(SG電圧がP電圧より、10ボルト高 いことが原因であることを突き止めた)H15.3.4. T205 二次側コイルの配線ミス。一端をア−ス接続をした。C281 10PF の接続端子の配線ミス。この二カ所を修正配線した。 H15.3.6 |
19 プリント基板の出火 (H15.3.30)
R219 1kΩ 燃える T204の P−B間の基盤燃えて炭化、コイル断線
6BM8、12AT7、6BA6の+B電源の補強配線(プリント線の破断のため)(15.4.6)
BPFコイルの調整の方法 @IC760PROの受信状態で、5Mhz 帯の各3点信号を受信し、Sメ−タ− 振れを最大となるように調整 A 5520〜6020KHZの三点を選出する High:5995KHZ Midle:5795KHZ Low:5545KHZ (14.475) (14.225) (14.025) B三点の信号を特殊同軸ケ−ブルを使って、 V203 6BE6 MIX段から信号を拾う場合・・・受信状態で V3 6AH6 のG1入力側でCW送信信号を拾う場合・・・送信状態で |
20 V205 6BA6 のプレ−ト電圧がSGの電圧より低いので、電源配線の接続を
SGよりプレ−トを高く変更。R203 1kΩ をショトカット(H15.4.9)
Sメ−タ−の振れ、受信感度、3.5メガも同調が取れるようになった。
時間経過による受信感度の低下の原因となっていたように思われる。
☆NB回路のトランジスタ−の不良→交換2SC2002・・・解消した(H15.7.30)
401は、IF段の燃焼トラブルが多い。5Aヒュ−ズ5本交換
21 V3 6AH6 のカソ−ド抵抗を100Ωに変更・・・送信出力のアップを図るため
V206 12AU7 キャリヤ発信の+Bを高めに配線接続・・・発信強度を高めるため
☆V3 V206 のプレ−ト赤熱現象とグロ−発生 (15.4.13)
対策:SG電圧を元の105Vに変更した
22 トラブル症状と対策
(1) 受信感度が低い C75 20PF → 10PF L1 250μH→1mH
(2) 送信周波数帯のパワ−バランスの不一致
☆BPFトランスの一次側に17PF(15+2) を増設、fを下げる (15.4.15)
送信中にバワ−の低下発生
(1) MODEスイッチの接触不良?
(2) リレ−回路の接点不良?
対策:異常発生したら、PTTを送受信に数回切り替えると快復する(15.4.23)
リレ−の頭部を軽く6回たたいたら、パワ−のふらつきが止まった(4.26)
☆いつの間にか送信パワ−が快復 原因:コイル接続不良のため
23 受信時のハム音の増大
原因:キャリヤ発信の信号強度を最大点に調整すると、同調ハム音が大きく聞こえる ようになった。発信を弱くすると下がるが全体的に影響する
対策:未決→キャリア局発のトリ−マ2カ所の調整で解消した(2003.7.30)
24 T204の P−−B間コイル断線、ハンダゴテで端子を加熱して、つなぎ合わせ に成功。(2003.7.10)・・・信号が全く聞こえない症状。
最終的にはコイルを手巻きした
○症状:受信感度が低いハム音混入・送信不可の症状あり、
(受信の場合)
対策:RF増幅管のプレ−トの1mHチョ−クをコイル式に交換したら改善された
キャリヤ発信回路の3個のトリ−マを調整したらハム音も軽減した。
(LSB,USB,CW時のハム音のバランスが取れる)
AGC回路の半固定ボリュ−ムをSメ−タ−振れと感度のバランスを取った
以上の3点のメンテナンスを行ったら症状の改善ができた(2003.7.13)
・T204のグリット側のプリント線がハンダ切れ。受信が完全にできなかった。
T204の頭を軽く叩くと接続していたことがわかった。(H15.7.18)
・L901(3.5Mhz)のハンダ接触不良につき感度低下を発見、再ハンダしたら、
S9+の受信に成功、他バンドの原因を追及開始。(H15.7.19)
・V202 6CB6 の結合コンデンサ−C75 20PF→33PF に変更。
V1 のカソ−ド抵抗 R3 100Ω → 56Ω に変更
全バンド Sメ−タ−振れよくなった。(H15.7.21)
・NB(ノイズブランカ)の取り付け。
・7メガの感度アップ対策として、L902のC902 15PF →33PF に変更
○症状:時間経過による受信感度が低下する(NBブランカ取り付け後発生?)
対策:NBブランカのL351 1mH の断線 → 取替 インダクタ−に
送信は正常なパワ−がでる (H15.7.56)
・予想箇所・・・バンド局発のコンデンサ− 80:100PF 40:50PF 20:80PF
15:30PF の劣化???(H15.7.26)
・NB基板の不良???10〜15分経過で感度が下がる現象あり
☆NB基板のIF-AMP 回路TR351 2SC372 の不良と断定 → 2SC2002 と
取り替えた。長時間受信が可能となった。(H15.7.27)・・・完結
(送信の場合)
対策:送信不能は、6AH6のプレ−ト側の+Bのハンダ外れあり、出力100W (03.7.12解決)
CW送信可、SSBは、送信不可のトラブル発生。原因は、BM回路のC215,C216 の150PF 2個のハンダ切れにつき、新品2個に交換 → SSB送信が可能となった。成功!! (H15.7.22)
CWは → 100W SSBは → 40,60W メ−タ−指示
Micアンプ回路のR252 100KΩ +20KΩ にマイク感度を上げる
Micアンプ回路 C257 + 33μFを追加、低音を強調させる(15.8.2)
25 MIX回路のチュ−ニングアップ (H15.8.2)
・ V201 6CB6 のSG R207 1KΩ→500Ω・・・出力アップ
・ V202 6CB6 のR204 1KΩ → 500オ−ム・・・局発入力を強める
・ V202 6CB6 のSG R208 100KΩ→50kΩ・・・第2MIXの アップ
26 T203 BMトランス 中心周波数(3180KHZ)の調整の仕方 (H15.8.2)
準備機材 ダミ−ロ−ド バワ−測定メ−タ− ツ−トンオシレ−タ
@USB 3178.5KHZ CW 3179.3KHZ LSB 3181.5KHZ を確認する Aマ−カ−を発信させて、14.200MHZに合わせ、Sメ-タ-最大点にセットする B@の各周波数の測定値を書き込む表を作成する C パワ−計の数値で各モ−ドを測定する D測定値は、放物線となるように、各トリマ−、コア−を調整する Eスリ−モ−ドの測定値を等しくなるように数回(5,6回)調整する FT203 上側コア調整(LSB 14.197 USB 14.200 CW=USB ゼロビート ) GT203 BM側に15PF を接続、OSCの5PFをカット(H16.10.18) |
実例 パワ−計指示で
USB:8 CW:4 LSB:8 で完了とした
一回 4
3 1.8
二回 8
0.5
3
三回 9
0.3
4
四回 7
5 4
五回 8 4 8
27 14MHZの出力チュ−ニングアップ
12BY7Aの中和コンデンサ−の14メガ用のコンデンサ−を220PF追加した
アンテナの長さ計算式
★ (300/f÷2)×0,96=求めるアンテナの長さ・・・半波長/4分の1波長
3.5MHZ=41.143m / 20.57m 3.505MHZ 7.0MHZ=20.43m / 1021m 7.05MHZ 14 MHZ=10.18m / 5.09m 14.150MHZ 21 MHZ=6.78m / 3.388m 21.250MHZ 28 MHZ=5.05m / 2.53m 28.500MHZ |
28 電源入れてすぐSSBの送信パワ−がでない。CWは100W可能
予想原因:キャリヤ−発振回路の結合Cの不良?? (15.12.20)
29 ハムの混入対策(16.11/22)
・平滑回路のチョ−クコイル交換
1.3H 100mA (890円)新品を取り替えた、完璧に解消
30 その他メンテナンス
・NBの出力側のコア−を調整
31 BM変調回路の調整(17.4.29)
・キャリア発振回路のCWト−ン調整用トリ−マTC209 40PFを FT400でモニタ −しながら最良音に設定
※ FT401 周波数安定度レポ−トは定評 (H17.6.12現在)
・BM回路の5KΩ破損により交換(H19.8.3)
32 V3 6AH6 のR13 300Ω→350Ωに変更(H17.5.28) 歪み対策のため
33 高圧電源回路の清流ダイオード4個破損で交換取り替え、基盤補修(H18.3.18)
34 C75 33 → 22PF (Sメータの安定化のため) (H18.3.18)
C212 10 → 10+82PF VFO出力UP Sアップ
VFO発信が弱いと3.5 7で中国放送のQRMありのため
35 キャリア調整による送信音質の改善 (H20.1.31)
USBモード調整
Xtal発信・・・3178.5KHZ
@3178.9KHZ → FT817 LSBモードでビート音を受信
A3178.1KHZ → FT817 USBモードでビート音を受信
※@とA 同じビート音になるようにトリーマを調整すること
LSBモード調整 Xtal発信・・・3181.5KHZ
@3181.2KHZ → FT817 USBモードでビート音を受信
A3181.8KHZ → FT817 LSBモードでビート音を受信
※@とA 同じビート音になるようにトリーマを調整すること
送信音質の向上のチューニングアップとなった(JA6FMR教示)
36 受信感度アップとSメータ振れアップ(H20.8.28)
MMIC 広帯域増幅ICを受信RG回路またはIF回路に挿入したが、不発。
そこで、再度、調整をやり直してアップを成功
・受信時RFコイルのコアを最良点に調整
・送信時 ドライバコイルのコアを最大パワーに調整
・BPF トリーマを最大感度となるように三点調整
・T203 BM回路結合IFトランスのコアを最良点に調整
・T205 IFトランスの検波段のコア調整
・NB回路 C378 10 → 47PF に変更
※送信時は出力アップ、受信時は感度アップ、Sメータ振れ9指示OKとなった
37 送信不能のトラブルシューテイング(H21.5.15)
・BPFのトリーマ交換し調整
・12BY7Aの中和コンデンサーC21 1PFの不良による増幅不能が原因、交換
38 電源入れた直後の受信感度不足・送信出力不足、5分以上後から正常になる不具合 ・IF回路のT204のTC205 20PFの不良、30PFトリーマ(黄色)に交換(H21.5.18)
39 Sメータ振れの調整方策(H21.6.27)
・V203 6CB6 Rev Mix の局発注入信号を強くする。
カソード抵抗R207 1KΩ→500Ωに変更
・AGC調整半固定抵抗をノイズの強い位置に調整 S9オーバー表示可能となった
40 受信感度不良・送信不具合などの同時トラブルあり(H25.1.25)
対策
・モード切替SW接触不具合気味あり。
・リレー接点不具合気味あり。
・BPF(バンドパスフイルタートリーマコイル調整)
・マイク増幅回路ボリュームの配線確認
(二段アンプのG1に低い抵抗接続されていたのを除去)
・IFTコア、同調回路の調整
結果:30w→ 80から100W出力可能となる (H25.2.2)
41 バイアス電圧の不具合あり、
対策
・マイナス電源平滑回路の電解コンデンサーの不良 22μF/160v(H26.5.7)
不具合時は、マイナス25〜50v
結果:交換後は、-75v正常値に 電解コン交換2個 ダイオード交換
42 音質改善のために
クリスタルフイルターの直結配線に、切り替え基板カットのため(H26.5.11)
C12 10PF → 5PF 第2局発注入レベル調整のため
結果:信号帯域幅 3KHZ以内に合格
43 音質改善のため
クリスタルフイルターXF31Aを FT101ES用 XF32A取り替えた(H26.6.4)
結果:「歪みがない・なめらかな音質」のリポート JA1XYB局より