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先祖ロマン


歴史ドキュメント「氷筍」冨田 巖 著
ISBN978-4-903638-37-9

先祖歴史ドキュメント 平成26年9月20日刊行

 

○天正15年7月国衆一揆以来、消息不明となった冨田安芸守家治の正室と息子摏千代(ショウチヨ)の再会までの物語

「冨田家系図」の完全保存版(家宝帳)を末裔が保存。

 

○「氷筍」とは、この母子の再会までの物語を、リアルに表現し、安土桃山時代の戦国末期の出来事を427年間の時間の流れから表現できたことにある。

 

◎「氷筍」の一部・最終章六を紹介(←ここをクリック)


【読者コメント】
ご著書については本多さんから伺っていました.とりあえず「氷筍」を読了いたしました.私は時代小説は池波正太郎と司馬遼太郎しか読んだことがありませんで,「武士の世界とはこんなものか」と遠い世界と感じていました.「氷筍」読んで池波/司馬ものとは違った生々しい主従のやり取りや武士の心意気のようなものが感じられて,新鮮かつ興味深く読ませていただきました.素晴らしい作品ですね.私は富山に1年半ほど住んだ事がありますが,佐々成政は富山では戦国の英雄ですね.越中の後で肥後に封ぜられたとは今回初めて知りました.富山ででも剛腕(強引)と伝えられていましたが,肥後でもそれが一揆の原因になったようで,人間どこへ行ってもやることは変わらないようですね. (高澤 誠氏より)


本小説の最後は、二度と生きて会うことは無いと覚悟して分かれ分かれになった母子が生きて再会出来たところで終わっています。 比較的静かな文脈で綴られてはおりますが、この小説の山場だと感じました。 ここに至るまでは戦い、別れ、死といった息苦しい緊張感のある文脈でしたが、 最後の最後になって読む者をほっとさせると共に母子愛の美しさを感じさせます。(渋谷篤氏より)


隈部氏、冨田家にかかるご先祖様をドキュメントにまとめられた「氷筍」、戦国時代の貴重な資料をもとにされただけに楽しく拝読させて戴きました。(吉丸良治氏より)


大変貴重な尊い冨田安芸守直系の流れを末裔の人々(一族)が脈々と受け継がれている著書と言えます。(工藤 保氏より)