先祖歴史ドキュメント 平成26年9月20日刊行
○天正15年7月国衆一揆以来、消息不明となった冨田安芸守家治の正室と息子摏千代(ショウチヨ)の再会までの物語
○「氷筍」とは、この母子の再会までの物語を、リアルに表現し、安土桃山時代の戦国末期の出来事を427年間の時間の流れから表現できたことにある。
【読者コメント】
ご著書については本多さんから伺っていました.とりあえず「氷筍」を読了いたしました.私は時代小説は池波正太郎と司馬遼太郎しか読んだことがありませんで,「武士の世界とはこんなものか」と遠い世界と感じていました.「氷筍」読んで池波/司馬ものとは違った生々しい主従のやり取りや武士の心意気のようなものが感じられて,新鮮かつ興味深く読ませていただきました.素晴らしい作品ですね.私は富山に1年半ほど住んだ事がありますが,佐々成政は富山では戦国の英雄ですね.越中の後で肥後に封ぜられたとは今回初めて知りました.富山ででも剛腕(強引)と伝えられていましたが,肥後でもそれが一揆の原因になったようで,人間どこへ行ってもやることは変わらないようですね.
(高澤 誠氏より)