ドクダミの成分と効用
ドクダミの有効成分の効果は、生葉利用と乾燥品と大きく変化します。 |
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生葉利用 |
乾燥利用 |
有効成分 |
デカノイルアセトアルデヒド、クロロフィル |
フラボン系成分(イソクエルチトリン、クエルチトリン)、カリウム塩 |
効 果 |
抗菌・殺菌作用/消炎作用/組織再生作用 |
利尿作用/血管強化/血圧調製作用 |
使用法 |
青汁の患部塗付、生葉を貼る、料理、入浴剤、化粧水 |
お茶、煎じ、入浴剤、料理、化粧水 |
効果 |
おでき、しっしん、いぼ、じんましん、あかぎれ、水虫、やけど、その他
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肉体疲労、高血圧、糖尿病、胃炎、心臓病、どくだみ茶の効能としては、高血圧予防、利尿作用、解熱予防、生理不順改善、解毒作用 、 胃炎予防、十二指腸潰瘍予防、生理痛解消、便秘改善、アトピー性皮膚炎改善などが あり 十種の薬の効能があるといわれることから、十薬、重薬とも呼ばれています。その他 |
生の葉をいったん乾燥させると、デカノイルアセトアルデヒドは、酸化されてメチルノニルケトンに変化し、臭いとともに、抗菌、殺菌作用がなくなります。 このように、多くの薬効は今から一千年以上前わが国最古の薬物書「本草和名」に、ドクダミの記述があり、当時は野菜の一種して主に食用に供されていたと記述があります。江戸時代からは、民間薬として盛んに利用され始め、現代もなお親しまれている植物です。 |